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-------プレスリリース(アレルギー)-------

「2013年版 アレルギー対策(改善・予防)プロダクツマーケットの現状と将来性性」調査報告書


アレルギー対策(改善・予防)関連市場の調査を実施

総合マーケティングの株式会社総合プランニング(大阪府大阪市中央区南本町1−7−15 社長 三木五郎(06-4705-0031))は、「食品/飲料」・「日用品/化粧品」・「市販医薬品」・「健康補助食品」・「住宅設備(家電・インテリア)」の5分野においてアレルギー対策を目的とした製品を「アレルギー対策(改善・予防)プロダクツマーケット」と捉え、その調査結果を「2013年版 アレルギー対策(改善・予防)プロダクツマーケットの現状と将来性」として報告書にまとめた。

現在、日本国民の2人に1人が何らかのアレルギー症状に悩まされていると言われている。アレルギーは乳幼児から高齢者まで年齢性別に関係なく、罹り得る疾患であることから「国民病」とも言え、社会問題として広く認知されている。
このような状況の下、アレルギー対策(改善・予防)は国も重要な課題の1つとして捉えており、民間企業においては研究が進み、アレルギー対策の関連製品も多様化している。
本資料では、「食品/飲料」・「日用品/化粧品」・「市販医薬品」・「健康補助食品」・「住宅設備(家電・インテリア)」の5分野におけるアレルギー対策(改善・予防)関連製品の市場動向を分析し、当該市場における現状や企業の取り組み、課題・問題点を明確にし、今後の方向性を明らかにするものである。

<調査結果の概要>
◇食品/飲料
市場規模  2012年 341億円   2017年推定 493億円(伸長率144%)
調査対象は「粉ミルク(アレルギー対応)、ヨーグルト(アレルギー対応)、醤油/醤油風味調味料(アレルギー対応)、みそ/みそ調味料(アレルギー対応)、食酢/ぽん酢(アレルギー対応)、レトルト食品/ご飯(アレルギー対応)」の6品目である。
アレルギー症状の緩和効果があるヨーグルトは手軽に購入することが出来る身近な製品であることから、6品目の中では最も大きい市場となっている。また、ヨーグルトには整腸作用や免疫力の向上といった効果があることも市場規模が大きいことの要因となっている。
ヨーグルトを除いた製品は食物アレルギー対応製品であり、アレルギー症状の緩和を目的としたものとはなっていないことに加え、品数が少ない、大手メーカーが参入していない、販路が限定的などの要因もあり、ヨーグルトと比較すると市場規模は小さい。

◇日用品/化粧品
市場規模  2012年 786億円   2017年推定 955億円(伸長率121%)
調査対象は「マスク(家庭用)、化粧品(基礎化粧品)、無添加石鹸(食器洗い洗剤)、無添加石鹸(衣類用洗剤)、無添加石鹸(ヘアケア)、無添加石鹸(洗顔料)、無添加石鹸(ボディソープ)、無添加石鹸(ハンドソープ)、無添加石鹸(固形タイプ)」の9品目である。
同市場は「マスク(家庭用)・化粧品(基礎化粧品)」と「無添加石鹸」によってその市場規模の差が大きいことが特徴である。マスク(家庭用)の市場は花粉症やインフルエンザの流行などの影響を受けるが、安価で手軽な防御策として需要が高い。化粧品(基礎化粧品)は成熟市場であるが、エイジングケアなどの付加価値を伴うことで市場拡大の可能性を持っている。
なお、マスクは家庭用のみを取り上げ、医療用や産業用は対象外としている。
これら2品目とは対照的に無添加石鹸はいずれの分野も市場規模は小さい。その中で最も市場規模が大きい衣類用洗剤でさえ金額ベースで30億円であり、最も小さいハンドソープや食器洗いは5億円程度となる。
無添加石鹸の市場規模が小さい要因は「認知度の低さ」と言える。但し、近年は参入各社が認知度向上に努めていることに加え、メディアで無添加が取り上げられていることや自然派志向の人が増えていることで無添加石鹸の注目度が高まっており、今後の市場規模の拡大が期待出来る。

◇市販医薬品
市場規模  2012年 525億円   2017年推定 919億円(伸長率175%)
調査対象は「点鼻薬(アレルギー)、鼻洗浄剤、鼻洗浄器、点眼薬(アレルギー)、洗眼薬(アレルギー)、内服薬(鼻炎アレルギー)」の6品目である。
同市場は投入されているスイッチOTC薬の製品数が市場規模に大きな影響を与えている。内服薬(鼻炎アレルギー)、点鼻薬(アレルギー)、点眼薬(アレルギー)の3品目はいずれも100億円を超える市場となっている。病院向けであった製品が市販化されることで手軽に購入出来ることが、市場規模が大きい要因になっている。
鼻洗浄剤、鼻洗浄器は認知度が低いこと、洗眼薬は参入メーカーが少ないことがそれぞれ市場規模の小さい要因となっている。しかし、メディアで取り上げられていることや口コミの影響もあって注目度が高まりつつある。

◇健康補助食品
市場規模  2012年 52億円   2017年推定 63億円(伸長率121%)
調査対象は「γ-リノレン酸(ガンマリノレン酸)、グァバ、酵母(主にβ-グルカン)、シソ/シソエキス、キャッツクロー、甜茶(てんちゃ)」の6品目である。
同市場は製品の認知度によって市場規模に大きな開きがある点が特徴である。酵母(主にβ-グルカン)はイースト酵母やビール酵母など食生活において馴染の深いものとなっていることや参入メーカー多いことが市場規模に繋がっている。
シソ/シソエキスは古くから食されて来たほか、菓子や飲料などの加工品として利用されていること、甜茶は花粉症対策として認知されていることがそれぞれ市場規模に繋がっている。
アレルギーに対する効果という点で検証が必要であるとの指摘もされているが、国内外で研究が進められており、その効果が認証されれば市場規模の拡大が期待出来る分野でもある。

◇住宅設備(家電・インテリア)
市場規模  2012年 1,271億円   2017年推定 2,814億円(伸長率221%)
調査対象は「空気清浄機、カーテン(アレルギー対応)、壁紙(アレルギー対応)、寝具(アレルギー対応)、カーペット(アレルギー対応)」の5品目である。
同市場は1,000億円を超えているが、これは空気清浄機が市場を牽引するものとなっており、空気清浄機以外の各製品の市場規模は数億〜60億に過ぎない。
空気清浄機はエアコンと同様に1部屋に1台へと普及しつつあることやその効果が最も実感しやすいことが市場規模が大きい要因となっている。また、加湿や除湿などの機能性が付加されていることも人気の要因と言える。
寝具は快適な睡眠を享受したいと考える消費者が市場を形成している。寝具は一旦、購入すれば長期間使用するものであるが、毎日使用するものであり、睡眠の質が日常生活の質を左右することから、アレルギー症状を持つ人にすれば価格よりも機能性を重視すると言える。
カーテンや壁紙などのインテリア製品にもアレルギー対策の機能性を持たせたものがあるが、即効性という点で空気清浄機と比較すると劣勢であるため市場規模は小さい。
また、カーペットは過去にメディアによる誤った情報が流されたことでカーペット全体のイメージが悪くなっている。

<調査対象>
食品/飲料:粉ミルク(アレルギー対応)、ヨーグルト(アレルギー対応)、醤油/醤油風味調味料(アレルギー対応)、みそ/みそ調味料(アレルギー対応)、食酢/ぽん酢(アレルギー対応)、レトルト食品/ご飯(アレルギー対応)
日用品/化粧品:マスク(家庭用)、化粧品(基礎化粧品)、無添加石鹸(食器洗い洗剤)、無添加石鹸(衣類用洗剤)、無添加石鹸(ヘアケア)、無添加石鹸(洗顔料)、無添加石鹸(ボディソープ)、無添加石鹸(ハンドソープ)、無添加石鹸(固形タイプ)
市販医薬品:点鼻薬(アレルギー)、鼻洗浄剤、鼻洗浄器、点眼薬(アレルギー)、洗眼薬(アレルギー)、内服薬(鼻炎アレルギー)
健康補助食品:γ-リノレン酸(ガンマリノレン酸)、グァバ、酵母(主にβ-グルカン)、シソ/シソエキス、キャッツクロー、甜茶(てんちゃ)
住宅設備(家電・インテリア):空気清浄機、カーテン(アレルギー対応)、壁紙(アレルギー対応)、寝具(アレルギー対応)、カーペット(アレルギー対応)

<調査方法>
弊社専門調査員による関係企業、研究機関などへのヒアリング取材などにより情報収集を行った。


<調査期間> 2013年8月〜2013年10月

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